頭痛でお悩みの方は、頭痛診療を専門としている「うだ脳神経外科クリニック」の頭痛専門外来へお気軽にご相談ください。
- 頭痛で寝込んでしまう
- 市販薬が効かない
- 毎日頭が重い
- 頭痛の時に嘔吐する
- 仕事を休んでしまった
- 病院を受診したけど”ただの頭痛”と言われてしまった
- 生理前の頭痛がひどい
- 家族や職場が頭痛に対して理解してくれない
- 頭痛のため旅行をキャンセルした
市販薬で我慢していませんか?
頭痛をあきらめないで!
その頭痛、治療してみませんか!
我が国の頭痛患者さんは約4000万人と推定されており、健康や生活を脅かす疾患として多くの方が悩んでいます。頭痛は目に見えないため、「気のせい」と他人にはその苦しみが理解されていないことも多いようです。当院受診の患者さんのなかには、軽い症状でも脳腫瘍など重篤な疾患が潜んでいたり、突然の頭痛でくも膜下出血の方が歩いて受診されることもあります。また、長年の頭痛に悩み、病院を受診しても頭部CT・MRIで「異常なし」「肩こり頭痛」「ただの頭痛」と不正確な診断で鎮痛薬の処方のみで頭痛から解放されずに治療をあきらめている方もいます。
当院の頭痛専門外来では、正確な頭痛診断とその病態にあった治療を行い、頭痛から解放されるようにお手伝いさせていただきます。頭痛の予防にも力を入れており、生活指導や頭痛の減らし方を、個々の患者さんに応じて一緒に考えていきます。
当院の頭痛診療の6つの特徴
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頭痛専門医による
総合的な頭痛診療
脳神経外科専門医・頭痛専門医である院長が子どもから大人まで診療いたします。
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高性能MRI
即日診断
高性能MRI機器を用いて脳腫瘍・くも膜下出血など病気による頭痛を調べます。
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正確な頭痛診断
丁寧な問診
丁寧な問診を行い国際頭痛分類に準拠して正確な頭痛の診断を行います。
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患者さんニーズに対応
原因をしりたい
頭痛を治したい
頭痛の原因を知りたい・頭痛を治したい等の患者さんのニーズに答えます。
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頭痛の治療・予防・
頭痛の減らし方
頭痛の治療・予防・頭痛の減らし方を一緒に考えます。
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子ども・思春期の
頭痛診療にも対応
最近増えている小学生や中学生の頭痛診療を完全予約制で行っています。
頭痛専門医が総合的に頭痛診断します
【診断】
- 頭痛に関しての問診票
- 神経学的診察
- 頭部MRI検査 必要時その他検査
【治療】
- 頭痛診断に基づき頭痛の原因や起こり方をわかりやすく説明します。
- 必要な場合はそれぞれの頭痛に適した薬で治療します。
- 慢性化している場合は頭痛ダイアリーをつけていただき頭痛の誘因を探り治療効果を見ながら適切な治療を行います。
- 服薬治療と同時に頭痛の減らし方の指導を行い頭痛で悩まないでいいようになることを目指します。
頭痛外来を受診するべき症状
- 突然の激しい頭痛
- いつもと違う頭痛
- いつもの頭痛の頻度が増えている
- はじめての頭痛
- 吐き気を伴う頭痛
- 目の奥の激しい頭痛
- 寝違えたような首筋から片側後頭部痛
- しびれ、めまいなど神経症状を伴う頭痛
- 涙や鼻水を伴う片眼の奥の痛み
- 片側の顔・頭に電気が走るような痛み
- 頭部打撲後の頭痛
- 性行為時の頭痛
- 排便時の頭痛
- 運動時の頭痛
- 入浴・シャワー時の頭痛
- 起立時の頭痛
- 姿勢を変えて起こる頭痛
- 癌で治療中の頭痛
- 生理前後の重度の頭痛
- 妊娠・出産後の頭痛
- 低用量ピル内服中の頭痛
- 市販薬で我慢している
- 市販薬の服薬回数が増えている
- 鎮痛薬が効かない
- 痛み止めが手放せない
- 市販薬を月に10日以上服用している
- 頭痛の原因をしりたい
- 生活や仕事に支障がある
- 頭痛で病院を受診したことがない
- 病院を受診したけど治らない
- 頭痛の専門的な治療を受けたことがない
頭痛の種類について
要注意!後遺症や命にかかわる場合も!「一次性頭痛」と「二次性頭痛」
頭痛の種類は大きく分けて二種類あり、頭痛そのものが病気である「一次性頭痛」と別の病気の症状として起こる「二次性頭痛」があります。
二次性頭痛は、大きな病気がかくれていることも多く、例えばくも膜下出血による頭痛は「雷でうたれたように頭が痛い」といわれます。なかでも脳動脈瘤の破裂によるくも膜下出血は、すぐに手術などで対処しなければ後遺症が残ったり死に至ることもあります。
一方片頭痛などの一次性頭痛はすぐに命にかかわるものではありません。しかし、「一次性頭痛なら心配ないだろう」と甘く見るのは間違いです。何年、何十年と慢性的に続くこともあり、その痛みや悩み、そこから生まれる社会的損失は想像以上に深刻です。
よくある頭痛(一次性頭痛)
頭痛そのものが病気である頭痛
片頭痛
ズキンズキンと脈打つような痛みで吐き気を伴う片頭痛の特徴です。頭痛で日常生活に支障がある、または、寝込むような頭痛が慢性的に起こるような場合は専門医への受診をお勧めいたします。痛み止めですませようとしたり、飲みすぎたりすると頭痛を長引かせたり慢性化させてしまう可能性もあります。医療機関でしか処方できないような薬や適切な生活指導やアドバイスで頭痛はかなり改善します。
緊張型頭痛
緊張型頭痛は一次性頭痛の中で最も多い頭痛の一つです。緊張型頭痛は反復性(月に15日未満)と慢性(3か月を超えて、平均して1か月に15日以上)に分類されます。頭痛は30分から7日続き、圧迫されるような、締め付けられるような非拍動性の頭痛で、多くは両側性です。頭痛の程度は軽度から中等度で、頭痛のために日常生活に支障が出ることはあっても寝込んでしまうようなことはありません。
緊張型頭痛を引き起こすメカニズム
緊張型頭痛の発生には、身体的・精神的なストレスが複雑に関係していると考えられています。
【身体的なストレスによる緊張型頭痛】
長時間のデスクワークやパソコンやスマートフォンの使用やうつむき姿勢や無理な姿勢の維持などにより頭から首筋や肩にかけての筋肉が緊張し血流が悪くなると、疲労物質が筋肉にたまり、これが神経を刺激して痛みを引き起こすと考えられています。
特に、首筋の筋肉が弱い人ほど、頭部をしっかり支えることができずに頭痛を引き起こしやすい傾向があるようです。
【精神的なストレスによる緊張型頭痛】
身体的なストレスがなくとも、不安や心配などの精神的なストレスが原因で頭痛が起こることがあります。精神的に緊張した状態が長期間続くと、脳の痛みを調節する部位が機能不全を起こし頭痛を引き起こします。
緊張型頭痛の症状
- 数時間から~数日の頭痛が反復、あるいは、毎日持続
- 両側性のことが多く、頭全体や後頭部や首筋の痛み
- 性状は圧迫感または締め付け感(非拍動性)「ヘルメットをかぶったような」「孫悟空のわっかをはめたような」
- 強さは軽度から中等度
- ふわふわしためまいや首肩こりを伴う
- 吐き気は原則ない
- 歩行や階段昇降などの日常的な動作で増悪しない
【チェックポイント】
- 片頭痛は動くと痛みが増悪し、緊張型頭痛は軽快します
- 片頭痛はストレスから解放されほっとしたときに起こりやすく、緊張型頭痛はストレスによる頭頚部の筋肉が過剰に緊張した状態で起こる傾向があります
- 片頭痛が年齢とともに慢性化するとズキンズキンの拍動痛から緊張型頭痛のような頭が重い痛みに変化することがあります
緊張型頭痛の治療
基本的に軽い緊張型頭痛であれば
- ストレスを解消する
- リラックスする
- 体操をする
- 筋肉の緊張をほぐす など
頭痛の原因となっている生活習慣を改善するだけでよくなることも珍しくありません。
【薬物療法】
鎮痛薬・筋弛緩薬・抗不安薬・抗うつ薬
反復性緊張型頭痛には鎮痛薬が有効です。
慢性緊張型頭痛では三環系抗うつ薬アミトリプチリン(トリプタノール)の有効性が示されています。
漫然と鎮痛薬を長期連用すると、薬剤の使用過多による頭痛を誘発することがあり注意が必要です。抗不安薬は薬剤に対する依存や慣れが出現する危険性があり、長期の使用は控えるほうがいいでしょう。
【非薬物療法】
頭痛体操・認知行動療法・理学療法・鍼灸療法・運動療法・心理療法
頭痛体操は副作用が皆無で簡便な治療法です。頭痛体操パンフレットは
頭痛学会ホームページからもダウンロードできます。頭部と頸部を支えている筋肉のストレッチにより頭痛を緩和する方法が推奨されています。
群発頭痛
群発頭痛は片頭痛の1/100程度の頻度で比較的まれな疾患です。
群発頭痛は20~30歳代に多く約85%は男性とされていましたが、最近の調査では男女差が縮小してきて女性の群発頭痛も稀ではありません。60歳以降の高齢女性の初発の方もいます。
片眼の周囲から前頭部、側頭部にかけての激しい頭痛がほぼ毎日おこり数週間から数か月続くのが特徴です。痛みは深夜に起こりやすいようです。
痛みのある部位と同じ側に、流涙、結膜充血、鼻水・鼻詰まり、瞼の浮腫や下垂、発汗などの自律神経症状があるのも特徴です。
頭痛発作は15〜180分続き、発作の頻度は2日に1回から1日に8回です。
春先や秋口などの季節の変わり目に発症することも多く、ひとたび発症すると1~2か月にわたり、ほぼ連日連夜痛みに悩まされます。頭痛外来に来られる患者さんの多くは正確な診断を受けるまでに複数の医療機関を受診し、かなりの年月を有しているとされています。最近では患者さん自身がインターネットで群発頭痛の自己診断をし、頭痛外来を探して来院するケースも増えています。
群発頭痛を引き起こすメカニズム
群発頭痛の原因ははっきり解明されていません。何らかの原因で脳の視床下部に乱れが生じると、三叉神経や自律神経系の副交感神経に伝えられて活性化し、激しい痛みとともに目の充血や流涙などの自律神経症状を生じるのだろうと考えられています。三叉神経自律神経性頭痛に分類される頭痛です。
群発頭痛の症状
- いつも同じ側の目の奥やこめかみの痛み
- 重度の痛みが15分から3時間持続
- 痛い側の眼の充血や流涙、鼻汁や鼻閉、縮瞳、瞼のむくみや下垂、発汗
- 頭痛発作中は落ち着きがない、または、興奮した状態になる
- 頭痛は夜間、睡眠中に起こることが多い
- 群発期:数週から数か月 多くは1~2か月の一定期間、ほぼ毎日起こる
- 寛解期:頭痛の期間が終わると、頭痛のない期間が半年~1、2年
群発頭痛の対処法
- 群発期はアルコールで頭痛発作が起こるので飲酒は厳禁
- たばこも刺激になるので控えめに
- 体内時計が乱れないような規則正しい生活を心がける
- 飛行機や登山など気圧の変化に注意する
群発頭痛の治療
【群発頭痛の発作時の対症急性期治療】
特に有効とされているのがスマトリプタン皮下注射(保険適用)と酸素吸入(2018年4月に群発頭痛の在宅酸素療法の保険適用が承認)です。
注射薬に代替するもののとしてやや効果は劣りますがスマトリプタン点鼻薬(保険適応外)があります。
酸素吸入する場合は100%酸素で毎分7~10Lを15分間吸入する方法です。
群発頭痛の発作に通常鎮痛薬は無効です。
【群発頭痛の予防治療】
予防療法には高用量のベラパミル(適用外使用)が最もよく使用され、国際的な標準薬です。また、副腎皮質ステロイド(適用外使用)も使用されます。
命にかかわる頭痛(二次性頭痛)
別の病気の一症状が頭痛「こわい頭痛」「命にかかわる頭痛」
くも膜下出血、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍、髄膜炎などに伴う頭痛。何らかの器質的疾患があるために二次的な症状として起こる頭痛です。見逃せば生命にかかわるような疾患が原因の場合もあります。
いろいろな頭痛
可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)による急性頭痛
この頭痛は非常に重要な頭痛ですが、認知度が低く診断に至らないことがよくあります。性行為、労作、排便、感情、入浴、シャワーなどがしばしば引き金になり、典型的には2週間にわたって雷鳴頭痛を繰り返します。雷鳴頭痛とは突然発症し1分未満で痛みの強さがピークに達する頭痛で5分以上持続するものをいいます。雷鳴頭痛を起こす代表的な疾患が”くも膜下出血”です。
「夫とけんかして感情が高ぶり激しい頭痛が突然起こりました」、「シャワーを浴びていると突然激しい頭痛が起こりました」、「その後排便のたびに激しく頭が痛みます」。頭痛はRCVSの唯一の症状、もしくは出血性または虚血性脳卒中に先行する警告症状のことがあります。RCVSの血管の異常所見として、動脈の収縮と拡張が交互に存在する数珠状外観を呈するとされています。しかしながら、診断を困難にしている一つの理由は発症当初の頭部MRI、MRAなどの検査結果で血管の異常を認めない場合があるからです。RCVSを疑う場合は頭痛発症後2〜3週間でMRAを繰り返し行う必要があります。頭痛専門医がこの疾患を理解し診断治療を行う必要があります。
RCVSの特徴としては20〜50歳の女性に多いとされており、片頭痛持ちの方に多く、重度の片頭痛発作とRCVSの鑑別が困難なことがあります。原則的には片頭痛の治療として用いられるトリプタンは使用しないほうがいいでしょう。普段効果があるトリプタンで頭痛が悪化することがあり、その場合はRCVSを疑ったほうがいいと考えられます。RCVSは長くても3か月を超えることはありません。約30%以上の患者さんで経過中にくも膜下出血や脳出血、脳梗塞などの脳卒中を起こすことがあり厳重な経過観察を行う必要があることはいうまでもありません。シャワーや排便などが誘因となり激しい頭痛(雷鳴頭痛)が繰り返す場合はRCVSを疑い頭痛専門医を受診したほうがいいでしょう。
カフェインと頭痛
カフェインをとると、眠気や疲労感が減り、集中力や思考力が増すといわれています。カフェインはコーヒーや緑茶のみならず、栄養ドリンクや市販の解熱鎮痛薬、風邪薬などにも含まれており、現代人は知らないうちに大量のカフェインを摂取しているかもしれません。
カフェイン摂取に伴う頭痛のパターンとして2種類あって、摂取しすぎてカフェイン中毒になった時と、急にやめてカフェイン離脱が起きた時です。
カフェイン中毒になると頭痛や動悸、震え、下痢、吐き気などの症状が出てくることがあります。市販薬で無水カフェインというものが入った眠気覚ましの薬剤もありますが、中毒リスクが高まるので用法用量を十分に守る必要があります。カフェイン離脱は、急にカフェイン接種をやめると半日から一日ほどで頭痛、眠さ、だるさやイライラなどが生じます。
皆さんがカフェインといえば思い浮かぶものはコーヒーやお茶ではないでしょうか。参考までにおおよそのカフェイン含有量をご紹介いたします。
コーヒーで約60mg/100ml、エナジードリンク類で約32-300mg/100ml、玉露で約160mg/100ml、せん茶20mg/100ml、ウーロン茶で約20mg/100ml、紅茶で約30mg/100mlといわれています。
医学的にはカフェインは穏やかな興奮作用があり、血管に緊張を与え、片頭痛を楽にすることが考えられます。片頭痛の患者さんがコーヒーを飲むと頭痛が少し楽になるといわれる方もいます。近年ではカフェイン自体の鎮痛効果も証明されているようです。一方でカフェイン200mg/日以上の連用は片頭痛の誘因や離脱性頭痛の原因となります。頭痛外来の現場で問題になるのは、カフェイン配合の複合鎮痛薬で長期連用により依存性が生じたり、薬剤の使用過多による頭痛:薬物乱用頭痛(MOH)の原因となったりすることです。また、国際頭痛分類の中にはカフェイン離脱頭痛と分類される頭痛もあります。これは2週間を超えて1日200mgを上回るカフェインの定期的な摂取があり、それが中断された後に、24時間以内に発現する頭痛です。その後摂取がなければ7日以内に自然に消失します。
私もコーヒーが大好きで朝一番のコーヒーの香りや味を楽しんでいます。ただし飲みすぎには注意しましょうね。
前庭性片頭痛(ぜんていせいへんずつう)
めまいを伴う頭痛は、日常生活に支障をきたすつらい症状です。その原因は様々ですが、そんななか「前庭性片頭痛」という病態が注目されています。この状態では、片頭痛に伴ってめまいが発生し、そのめまいは5分から72時間続くことがあります。めまいが起きる時には、50%以上の場合に頭痛も同時に現れます。めまいの症状は、数秒から数日間までの範囲で現れることがあります。どの場合でも、頭痛と同時に現れるか、頭痛と前後して起こることが特徴です。
まだまだある珍しい頭痛
一次性咳嗽(がいそう)性頭痛
頭の中に異常がないのに、せき込んだり、いきんだりしたときに誘発される突発性頭痛です。
主に40歳以上の人に起こり、頭の両側に1秒~30分程度の痛みが続きます。治療にはインドメタシンが有効です。
「咳嗽性頭痛」の約4割は二次性頭痛、つまりほかの病気が原因でおこります。残りの6割がこの一次性咳嗽性頭痛に該当します。
二次性の咳嗽性頭痛の原因は様々ですが、アーノルド・キアリ奇形という、小脳が下方に垂れ下がってくる病気に多いとされています。脳腫瘍や脳動脈瘤や可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)などが原因になることが報告されています。
一次性運動時頭痛
以前は一次性労作性頭痛と呼ばれていました。運動によって誘発される頭痛です。48時間以内には軽快します。重量挙げの選手がバーベルを一気に力を入れて持ち上げた時に起こる「重量挙げ選手頭痛」という症状がありますが、これも一次性運動時頭痛のひとつです。また、この頭痛は、暑い気候あるいは高所の土地でよくおこるといわれています。
命にかかわらない頭痛ですが、初めて起こったときは、くも膜下出血や脳動脈解離や可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)などの二次性頭痛がないかを確認する必要があります。
この頭痛にもインドメタシンが有効とされています。ただし、運動で片頭痛が誘発される場合は、一次性運動治頭痛に含めず、片頭痛と診断して治療します。
性行為に伴う一次性頭痛
その名の通り性行為によって誘発される頭痛のことです。頭痛の出現するタイミングで2つのタイプに分かれます。1つめは性的興奮がたかまるにつれ、頸・顎部の筋肉の収縮とともに、頭の両側に鈍痛が起こる「オルガスム前頭痛」、2つめはオルガスムに達したときに突然起こる「オルガスム時頭痛」です。重度の痛みが1分から24時間持続、または軽度の頭痛が72時間まで持続するといわれています。
この頭痛も初めて起こったときは、くも膜下出血や動脈解離や可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)などを疑って十分な検査を行う必要があります。頭部の画像検査で正常と判断し、ほかの疾患がないことを確認した後に初めて、「性行為に伴う一次性頭痛」と診断されます。
脳出血の恐れも否定できないので痛みが起こったら恥ずかしがらずに専門医に相談しましょう。
睡眠時頭痛
以前「目覚まし時計」頭痛といわれていました。睡眠中にのみに頻回に繰り返し起こる頭痛で、覚醒の原因になります。月に10日以上、3か月を超えて起こるとされています。覚醒後15分から4時間まで持続します。通常は50歳以上の人に起こります。群発頭痛と異なり、目の充血や流涙といった自律神経症状を伴わず、片頭痛にみられるような悪心(吐き気)、光音過敏がないのも特徴です。治療薬としてはインドメタシンのほか、寝る前にカフェインや少量のリチウムを服用すると軽減します。カフェインの代わりに、濃いめのコーヒーや紅茶などでも頭痛が軽減することもあります。
変わった名前が付いた頭痛あれこれ
アイスクリーム頭痛
正式には「冷たいのの摂取または冷気吸引による頭痛」と呼ばれる頭痛です。冷たいものの摂取が原因で起こる頭痛のことです。口蓋、咽頭後部に冷たいものが触れると起こります。
三叉神経や舌咽神経が刺激されて、前頭部や側頭部に頭痛を生じますが、大体は5分以内には痛みはおさまります。
中華料理店症候群
正式には「グルタミン酸ナトリウム誘発頭痛」です。大量のグルタミン酸摂取が原因で起こる頭痛のことです。中華料理では化学調味料を大量に使用する場合があります。調味料に含まれる大量のグルタミンが頭痛や動悸の原因となることがあるのです。頭痛はグルタミン酸摂取後約20~30分で現れ、1時間ほどつづきます。海外の中華のテイクアウトでよく「MSG-free」と掲示してあるのはこのためです。
こどもの頭痛
最近、小学生や中学生でも頭痛に悩まされているお子さんも増えてきています。お子さんの頭痛も誘因があり、ストレス、睡眠不足、炎天下での運動、月経、空腹などさまざまです。薬物治療を行う前に、誘因を避けて生活リズムを整えることで改善する場合もあります。親御さんとお子さんで抱え込まずに、頭痛専門医へ一度ご相談ください。
頭痛に関するQ&A
いろいろな頭痛や片頭痛、お子さんの頭痛に関するよくあるご質問、お悩みにお答えしております。