今日東京で認知症とてんかんについての研究会が行われました。
高齢社会において認知症診療をしていると認知症のような症状で高齢発症のてんかんであったりすることがあります。高齢者てんかんは抗てんかん薬で治療ができるので正確な診断が大切ですね。土曜の診療が終わって飛行機に飛び乗り先ほど福岡に帰ってきました。あわただしい週末でしたが、また明日からがんばろう。
今週の木曜日から土曜日まで日本脳神経血管内治療学会が福岡で開催されました。脳の病気をカテーテルを使って治療する脳血管内治療の全国学会です。脳梗塞や脳動脈瘤の新しい治療方法などについてたくさんの議論がなされました。また、全国から専門家が集まり友人や以前一緒に治療した先生方と食事をしながら情報交換ができ楽しい時間を過ごすことができました。今回この会を主催された久留米大学脳神経外科の廣畑先生やスタッフの皆さんお疲れさまでした。
先週末埼玉で行われた日本頭痛学会総会に参加してきました。
群発頭痛の教育セミナーや難治性慢性頭痛や小児の頭痛など盛りだくさんのプログラムが組まれていました。市民講座も開かれており子供の頭痛が見逃されている問題や過小評価されがちな女性の片頭痛について話があり、これは我々の臨床の現場でも大きな問題でもあり何とかせねばとの思いで帰ってきました。
日本脳卒中協会共催の脳卒中医療を行う専門家が集まる会合に参加してきました。
九州大学病院 脇坂義信先生は 「脳卒中医療での血圧管理:高血圧治療ガイドラインの改訂をふまえて」についてお話がありました。
・血圧が高いほど脳卒中の発症リスクが増大する
・血圧は130/80未満を目標に降圧する
・ただし高齢者(75歳以上) や脳の太い血管の高度狭窄・閉塞などの一定の条件では血圧140/90未満をまず目標として降圧をすることが推奨されている
自治医科大学病院 藤本茂先生から「脳卒中診療の未来像」のお話がありました。
藤本先生とは九州医療センター勤務医時代に一緒に脳卒中診療を行った間柄で当時を懐かしみながら講演を聞いてきました。栃木県での脳卒中医療の現状や様々な取り組みなどについてお話しされました。脳梗塞の適正な治療と確実な継続について強調されており、現場で治療する我々もより良い治療を選択し継続していけるようにしたいと思います。
うだ脳神経外科クリニックのホームページを開設しました。 今後ともうだ脳神経外科クリニックをよろしくお願いいたします。