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「日常診療における頭痛の診かた -片頭痛の診断と最新治療を中心に-」について講演

1月20日第54回九州総合診療セミナーという伝統のある内科の会で講演をさせていただきました。

日本の頭痛の患者さんは約4000万人いるといわれています。頭痛を訴えてくる患者さんは多く日常診療で頭痛をどのように診断して治療しているかについてお話いたしました。今回も最近使えるようになった新しい片頭痛治療薬をご紹介させていただきました。片頭痛をひきおこすCGRPという物質の働きを抑え片頭痛発作が起こるのを抑える注射薬です。月に1回の皮下注射で片頭痛の頻度や程度が軽減し日常生活の支障度が減り過ごしやすくなることが期待できます。当院でも抗CGRP抗体薬で治療している患者さんは効果を実感されているようです。この新しい薬で片頭痛の患者さんがこのつらい頭痛から少しでも解放されること期待しています。

2022年02月07日