「頭痛いろは塾シーズン2」が2月26日開催されました。
「頭痛いろは塾」は昨年から福岡県の頭痛診療の均てん化のために行っている会です。頭痛に対して標準的な治療が受けられるように医療技術等の格差を是正することを目的としています。
日本全国で頭痛の患者さんは約4000万人、片頭痛の患者さんは約840万人といるといわれています。片頭痛で仕事に行けなかったり、寝込んだりする支障度の高い頭痛であるにもかかわらず、「ただの頭痛」や「肩こり頭痛」「ストレスの頭痛」などと正しく診断されていないこともあるようです。また、処方された鎮痛薬ののみすぎで「薬剤の使用過多による頭痛」になっている患者さんもいらっしゃいます。
このような状況の中、福岡県の頭痛の患者さんがどこでも頭痛の標準的な治療が受けられるように、また、頭痛診療のすそ野が広がるようにこの会が企画されました。これから頭痛診療を始める先生方にも参加していただけるように「いろは塾」と名付けました。シーズン1では頭痛の診断や治療についての基礎的なことを学ぶ企画で月に1回の講演で6回行われました。たくさんの先生方にご参加いただき好評だったこともあり、シーズン2では頭痛診療をもう少し深堀し難しい問題にフォーカスし全国でも有名なその領域のエキスパートの先生方にご講演をお願しています。
本日は特別講演として日本の頭痛診療の第一人者である間中信也先生にご講演いただきました。「3つ星の頭痛診療を目指そう~半世紀の頭痛診療経験からのTips~」といいタイトルでご講演いただき長年の頭痛診療で培ったコツを教えていただきました。座長をしながら聞き入ってしまいました。明日からの診療に生かし頭痛で困っている患者さんのあたりまえを変えていけるといいかなと思います。
3月8日博多区内科医会で講演させていただきました。
「片頭痛のいろは ~診断のコツから最新治療まで~」
プライマリーケアをされている内科の先生方に頭痛診療の問診のコツから診断、抗GRP抗体関連製剤についてまでお話いたしました。緊張型頭痛や後頭神経痛を多く診られている整形外科の先生もご聴講いただいていたようで質問をいただきました。
4000万人ほどの頭痛の患者さんがおられるといわれています。頭痛の患者さんは脳神経外科をはじめとした神経系の診療科に限らず内科、婦人科、整形外科、眼科、精神科、心療内科など様々な診療科を受診されます。頭痛診療の一助になれば幸いです。
気持ちのいい日曜の朝です。
春日市に開業されている池田脳神経外科の池田耕一先生と一緒に「頭痛いろは塾」を開催することになりました。福岡県の頭痛診療の均てん化のために企画されたものです。今日から毎月1回日曜日の朝に「頭痛いろは塾」を計5回シリーズで行います。第1回目は私が担当し今日「頭痛の診断~頭痛診療の魅力~」のタイトルで講演いたしました。福岡県内の頭痛診療を行っているあるいはこれから本格的に頭痛診療を考えている先生方や大学病院の先生・勤務医の先生・クリニックの先生など日曜日の朝にもかかわらずたくさんの先生にご聴講いただけたようです。先生方の頭痛診療の一助になり困っている頭痛患者さんが頭痛から解放され救われることを願っています。ご聴講していただいた先生方ありがとうございました。また、座長をしていただいた池田先生お疲れ様でした。
1月20日第54回九州総合診療セミナーという伝統のある内科の会で講演をさせていただきました。
日本の頭痛の患者さんは約4000万人いるといわれています。頭痛を訴えてくる患者さんは多く日常診療で頭痛をどのように診断して治療しているかについてお話いたしました。今回も最近使えるようになった新しい片頭痛治療薬をご紹介させていただきました。片頭痛をひきおこすCGRPという物質の働きを抑え片頭痛発作が起こるのを抑える注射薬です。月に1回の皮下注射で片頭痛の頻度や程度が軽減し日常生活の支障度が減り過ごしやすくなることが期待できます。当院でも抗CGRP抗体薬で治療している患者さんは効果を実感されているようです。この新しい薬で片頭痛の患者さんがこのつらい頭痛から少しでも解放されること期待しています。
10月14日第一回 頭痛を考える会 in FUKUOKAで講演させていただきました。
福岡県内の頭痛専門医がシリーズ化して講演していく予定です。
今回は福岡中央病院吉良潤一先生、陣の内脳神経外科クリニック陣内敬文先生が挨拶で片頭痛の治療の歴史や頭痛専門医についてふれていただきました。
池田脳神経外科池田耕一先生が抗CGRP時代の片頭痛治療について講演されました。
福岡大学筑紫病院の木村聡先生、宗像水光会総合病院木下良正先生と私うだ脳神経外科クリニック卯田健により抗CGRP抗体薬に期待することとして講演いたしました。
難治の片頭痛として慢性片頭痛や月経関連片頭痛について解説し実際の治療についてお話いたしました。慢性片頭痛は患者さんの日常生活での支障度が非常に高く何とかして治療していきたい頭痛の一つです。
9月15日九州脳神経外科WEBフォーラムで講演させていただきました。
「片頭痛の診断と最新治療」というタイトルで講演しました。
頭痛専門医の立場で片頭痛の診断のポイントや片頭痛がいかに支障度の高い疾患であるのかをお話しいたしました。また、最近新しい片頭痛治療薬が次々と承認され使えるようになりましたのでご紹介させていただきました。
片頭痛をひきおこすCGRPという物質の働きを抑え片頭痛発作が起こるのを抑える注射薬です。
片頭痛はつらい頭痛であるにもかかわらずまだ多くの患者さんが適切な治療を受けることができていないのが現状です。新しい薬で片頭痛の患者さんがこのつらい頭痛から少しでも解放されること期待しています。
8月29日(土)放送の「とっても健康らんど」(KBC九州朝日放送)
に出演しました。今回の放送では「片頭痛」がテーマとなっており対処法などについてお話しさせていただきました。
・医師をはじめスタッフ全員マスクを着用し、場合により手袋を着用します。
・窓を開放し適切に換気を行っています。肌寒く感じるかもしれませんがご了承ください。
・次亜塩素酸空気清浄機で空間除菌をしています。
・院内のドアノブや椅子や受付カウンターは時間毎に、診察室の机・椅子等やMRI機器や検査室等は患者様毎にアルコール消毒しています。
・院内の椅子は一定距離を空けて設置しています。また、院外やお車で待っていただくこともお願いしています。
・患者様の待ち時間が短くなるように対策を取っています。新患の方で検査が必要な方は予約して来院されると院内での待ち時間が短縮されます。再診の方は予約の必要はありませんがご相談に対応いたします。
・来院の患者様や同伴の方には、マスクの着用と手指のアルコール消毒をお願いしております。
・新型コロナウイルス対策として、一時的に待合室の書物や雑誌を撤去させていただいております。
・新型コロナウイルス感染拡大に伴う電話診療に対応しています。
当院では患者様が安心して受診できるような環境づくりに努めています。
ご協力のほどよろしくお願いいたします。
今日東京で認知症とてんかんについての研究会が行われました。
高齢社会において認知症診療をしていると認知症のような症状で高齢発症のてんかんであったりすることがあります。高齢者てんかんは抗てんかん薬で治療ができるので正確な診断が大切ですね。土曜の診療が終わって飛行機に飛び乗り先ほど福岡に帰ってきました。あわただしい週末でしたが、また明日からがんばろう。
今週の木曜日から土曜日まで日本脳神経血管内治療学会が福岡で開催されました。脳の病気をカテーテルを使って治療する脳血管内治療の全国学会です。脳梗塞や脳動脈瘤の新しい治療方法などについてたくさんの議論がなされました。また、全国から専門家が集まり友人や以前一緒に治療した先生方と食事をしながら情報交換ができ楽しい時間を過ごすことができました。今回この会を主催された久留米大学脳神経外科の廣畑先生やスタッフの皆さんお疲れさまでした。